しまじろうと僕

 

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15の夜

夫が出張で数日家にいない。
まぁよくある話なのではあるが、核家族の我が家にとってプレーヤーが一人抜けるということは私と3歳の長男および9ヶ月の次男3人で数日を過ごさねばならぬということになる。
一日家にいる専業主婦の私としては「パパ不在」というのは精神的に結構きついものがある。私だって一日数時間くらいは大人と普通の会話をしたいのだ。

長男坊は結構分別もついてるので話し相手になることはなるのだけれど、いかんせんそこは3歳児。ときどき(よりもう少し頻繁に)ワカラヌことを言う。
今日も夕食に餃子を食べていると「わぁ僕餃子大好き!でもこの餃子、電話みたいだね、おかしーねー。」とクスクス笑ったりする。
電話に・・似てるのか・・この餃子。ってどんな電話よ?
ちなみに私の作った餃子は非常にスタンダードなヤツね。
面白いけれど、深く議論できる相手ではまだない。一日中この調子で会話しているとやっぱり疲れる。。

一方次男坊といえば相変わらず一日中「抱っこしろー!」と凶悪な顔で泣いている。
しかし夕飯どきともなれば抱っこばかりもしていられない、こっちだって料理とか風呂掃除とかやることがいっぱいあるんだ。
「ちょっとだけだからさ、ご飯作る間だけ待っててよ。」懇願する私に
「ギャー!!!」とこの世のものとは思えないほどの大音量で答える息子。

よくわからないことをいう長男。
泣き叫ぶ次男。
うなだれて次男を抱っこすると、オレも抱っこしろと長男が詰め寄る。
14キロの長男と8キロの次男を両手にかかえてみる私。
重い・・うるさい・・・。

数日大人同士でまともに会話してないのもあいまって、頭のどこかが切れそうになった。(半分キレた。)
このままではイカン。このままではこいつらの泣きに負けて私はきっと虐待親になってしまう。
うーん、そうだ、こいつらに負けないくらいの音量で歌をうたってみよう!
思いつくまま私は大声で歌をうたいはじめた。
「落書きの教科書と外ばかり見てる俺
超高層ビルの上の空 届かない夢を見てる~♪」
なぜか口をついて出てきたのは尾崎豊の『15の夜』。どうした自分!?古いぞ、しかも私尾崎ファンじゃないじゃんっ。

息子たちは急に母親が大声で歌い始めたのできょとんとしてこちらを見つめている。
それにしても尾崎の歌はなんていうか感情をこめてうたいあげるにはもってこいのメロディーだ。
「そして仲間達は今夜家出の計画を立てる ~
とにかくもう 学校や家には帰りたくないいーーーー!(絶叫)」
おお、なかなかいいぞ。
なんだかおかしくなって「家には帰りたくないいーーー!」のフレーズだけ大声でしつこく繰り返してみた。
息子たちも面白くなってようで2人ともニカニカして喜んでる。大声で歌って私もなんだか気持ちがすっきりしたよ。

育児に疲れ果て、『15の夜』に助けられた33の夜だった。
世のお母様がた、育児にイライラして切れそうになったら15の夜を大声で歌い上げてみてください。結構いいですよ。^^

Posted by jizou at 2005年4月20日 23:23 | Comments (4)

 
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